枕元のねこ

昼間に布団の中にいながら起きている時、ふと気配を感じて枕元に目をやると猫がいる

こちらをじっーと見ている

(いつからそこにいたのか、いつからそこで見ていたのか…)

掛け布団をそっと持ち上げて中に誘うと、すこし様子を伺ったあとにのそのそ、と入ってくる

ちょうど自分のおさまるポジションを慎重に探して落ち着くと、そのまま毛づくろい丁寧に毛づくろいをしたり丸くなって眠ったりする

暗い気持ちで考え事をしている時に、私の気持ちに全く関係なく、私の腕の中のでのびのびとリラックスする猫を見ると救われる

まだ2歳半ほどの猫に対して(こうしていられるのはいつまでだろう)と思いながら

ふわふわした温かさをもっと感じようと、そっと抱いて目を閉じる

私はしあわせだと思う、猫はどう感じているだろう?

安心して眠る姿を見て、ゆるされた気になって私も眠る

 

 

 

 

このまま死ねたらどんなに幸せだろう

 

 

 

でもこの子を看取るまで、この子が生に私が責任を持つと私で決めた

 

ずっと一緒にいよう

きみが死ぬまで

 

 

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